エタノールの知識

現在、市販のエタノール(医薬品)は

・無水エタノール
・エタノール90%
・消毒エタノール

の3種類に大別されますが、76.9~81.4容量%である消毒エタノールが至適濃度であるとされています。

有効菌種 食中毒菌である大腸菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌、ビブリオ菌、真菌類、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、HIVなど脂溶性膜(エンベロープ)を有するウイルス。
無効菌種 ボツリヌス菌、ウエルシュ菌、セレウス菌等の芽胞を形成する細菌類。ノロウイルス等のエンベロープを持たないウイルス類には効果が弱いとされています。
除菌の作用機序 細胞のタンパク質変性、代謝機能阻害、溶菌作用
使用上の注意

まず、手指消毒の際、濡れたままエタノールを噴霧されるとエタノール濃度が希釈され十分な濃度で消毒されません。
これは、器具機械や身の回りの製品の除菌にも同様で、濡れた状態では効果が出ない場合もあります。
エタノールは原液使用が前提です。
消毒除菌の基礎知識として、エタノールが菌と接触した部分は効果が出ますが、非接触部分は効果がありません。
よって、なるだけ表面がしっとり濡れる状態までスプレーし、尚且つ直ぐに拭き取るのではなく、15秒程度はそのまま放置し、その後清拭するように心がけ下さい。
エタノールは油を溶解させる作用(溶剤)がありますので、ワックスやニスで加工された革類、木製品、ゴム類、液晶画面に使用すると変色脱色の可能性があります。
使用時には目立たない場所で確認の上使用下さい。
引火性ですので電気類やコンロで使用する際は特に留意下さい。